座津武…私の思い
以前にも書きましたが、座津武は私の魂の鍛錬場でした。
沢から入り西銘岳へのルートは当時、高難度クラスであったと思います。
さらに座津武トンネルの岩壁は知る人ぞ知るクライミングのルート…
58号線を北へどんどん北上していくと辺土岬のちょっと手前でお目にかかれます。
座津武南壁
どーんと立ちはだかる南壁は瓦礫の多く滑り落ちないようにしなければなりません。ルートによってはサーっと登りきる事が出来ますが、リッジに取り付くと北壁の断崖にすごく驚きます。
私は南壁を「おかぁさん」と密かに呼んでいます。優しい感じがするのでそう呼んでいるだけですが…
ちなみに「お父さん」の北壁です。
髭もじゃスラブです。崩落防止が施工されている事からちょっと危険かな?
ナイフのようなリッジ…垂壁の一枚岩はひ弱な者を拒むアピールを感じます。
小さなピナクルがあり、そのコルに取り付くと絶景!…ちっとこわいところですが…。
昔はフリーソロで行ってましたよ。危険行為でしたね…
アンザイレンしてくれる人がいなかったのと…技術講習会や情報がなかったこと…
とにかく攀じっていました。
ヤンバルも林道よりも獣道。獣道より藪漕ぎ。藪漕ぎよりも沢…。沢といったら岩…。
そんな登攀でした。
何日もかかっていくほどスケールの大きなルートはありません。せいぜい半日です。
座津武の岩場に限っては1ルート30分くらいだったかな?
いくつかルートを勝手に決めて攀じってましたね(ハーケンは一切使わない。買う金がなかった)
ザイルは懸垂下降(肩がらみ)するときに使う程度。あぁ自作のスリングは持って行きましたね。
ハーネスはしてなかった。アンザイレンしないから…。
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