脳裏に…
宮城県、石巻市に行ってきました。
未曽有の大災害から一年、一体どうなっているの?そんな思いで訪ねました。
しかしながら、仙台から来るまで海沿いを北上するに従って
その情景的、叙情的なものなど全て打ち消されます。
仙台宮城野区…多賀城市…塩釜…東松島市と北上するにつれその情景たるや言葉を失います。
そして…石巻…友人はその時のことを、しみじみと語ってくれます。
「この場所は…
あのあたりは…
ちょうどその時自分は、あのあたりから…」
まだそのままになっている地域…やっと最近開通した道路…余りある想いと共に訪れた女川の町…
それでも私を笑顔と元気で歓迎してくれた石巻のみんなの心づくし・・・
人々が住んでいたであろう家…むき出しになった家屋の基礎部分の群集…
町であったろう場所…見渡す限りの瓦礫の山…
そして海…
私は合掌し頭を垂れるしかできなかったんです。
だから情景を写した写真は一枚もありません。
ただ、みんなと写した写真だけです。
その満面の笑顔と共に私の脳裏に全て焼きつけてきました。
正直、なんと言っていいのかまだ何も出てこない…
私には余りにも大きすぎて…まだ言葉にできません。
すこし時間が必要です。
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