事後報告(笑)

ino

2015年03月25日 21:25


先週登って参りました。

今年は念願の上州武尊、剣ヶ峰山の頂きに立つこと。

とにかく去年末の入院以来、たいしてトレーニングが出来ておらず、
さらに2月は学会やら、確定申告やらで毎年の如くごった返す有様。

なぜにか3月に入ってからは石巻の仕事の準備や何やらでろくすっぽトレーニングがままならなかった。仕事、仕事の毎日。なんと2月はうちに帰って寝たのが5日だけ(笑)もう何が何だかわからなくなっていた次第(笑)

そんな状態でしたがとりあえず銀嶺に取り付く。

師匠の亘理さんはやっぱり凄い人で、前日まで白馬で3日間ガイドしてきたばっかりで連チャンの入山である。

本チャンの前日は訓練+リハビリ的クライミングをお願いした。

同伴のせがれは地図読みが不十分なのでしっかりとレクチャーを受けていた。

この日のパーティーリーダーは倅である(笑)

天候が崩れる前になんとか下山できたらな〜という思いがあった。

とにかくクランポンを効かせて斜面を体幹のバランスを活かして登る。

ナイフリッジが意外に切り立っていた

プラス下の方にはデブリもあり注意を要する。

蹴出した雪の塊が小さな表層雪崩をすぐに生み出していた。

何だかんだと体育会系の登りになった。

頂きに立ったが、直ぐに風向きが怪しくなり下山開始。

一度も休憩を入れずに取り付きまで戻る。

アクティブなリハビリ登山だった(笑)

体調は良く。

これなら大丈夫だねと安堵した。

次の日はリハビリの甲斐あってさらなるアップグレードスケールにもめげずトライすることができた。

天候にも恵まれて本当によかった。

急峻な斜面はザイルを使ってマルチで登る。

トップは亘理師匠なので我々は追って登るだけ。

ただ途中まではノーザイルだったから少し怖かったな〜(笑)

「ザイル出しましょうよ師匠〜(>_<)」でしたね。

雪庇に亀裂が入っており近いうちに大きな雪崩になることを予想される稜線を登り高度を稼ぐ。


とても狭い頂きに立った。

風が吹くと怖くて立ってられない(笑)

とりあえずしゃがんで写真を撮った(笑)

下りはもと来たルートを戻ったが、さっきのマルチはさらにカチカチに?

あれれと思っているうちに確保をいただいて降りていく。

とにかくクランポンを効かせて降りるように指導を受けた。

斜面を削って安定できる場所を作りビレイしながら待つ

ふと雄大な上州の山々が見渡せる。

最高な気分だ。

深呼吸する。

生きている実感が湧いてくる。

また来よう…そう決心した。








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